介護士に多い悩み


介護士の仕事は、社会に貢献できるというやりがいもある一方で、悩みを抱える人も多くいます。悩みや不満が蓄積していくと、退職に至ることもあります。

介護士が感じている悩みの代表的なものは、4つあります。まず1つは、給与や休日などの待遇面に対する悩みです。介護士の仕事は、肉体的にも精神的にも負担が大きく、なおかつ、まとまった休日も取得できない現状があります。ハードな仕事にも関わらず、給与は高くありません。男性介護士の場合は、家庭を養う所得が望めない為、他業種に転職する場合もあります。

2つ目は、女性介護士に多くある悩みですが、家事との両立です。子供を持つ女性が介護士の仕事をしている場合は、仕事と家事の両方で疲弊していく場合が多くあります。子供の病気などがあっても仕事を抜けられない、仕事で疲れているのに夫の手伝いなどの気遣いがないなど、悩みや不満が蓄積していきます。

3つ目は、職場環境です。人手不足で忙しくても人員を増やしてくれないなどの経営者に対する不満や悩みがあります。また、一緒に働く同僚の中に愚痴ばかりこぼす人や、新人介護士に文句を言って虐めるベテラン職員などがいて人間関係が悪い職場環境にも悩みが出てきます。また、介護の仕事は協力関係が大切ですが、それをまとめるリーダーの能力不足に対しても不満や悩みが発生します。

4つ目は、自分の体力面の悩みです。仕事を頑張りたくても腰痛などで無理できない場合や夜勤などで睡眠不足で疲労が抜けないなどの悩みを抱える介護士も多くいるようです。